NEO HUMAN 究極の自由を得る未来
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今年、最初に読んだ本は
ピーター・スコット-モーガン著
「NEO HUMAN」でした(о´∀`о)
この本は、ロボット工学博士である作者が
ALS(筋萎縮性索硬化症)と診断されるにもかかわらず
AIと融合して、人類初のサイボーグになるお話
ちょっと、SFっぽいのかな?と
興味本位で購入したのですが
すごく感動のストーリーでした!
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脳の機能は正常なのに
運動機能が、徐々に失われ
最後は、眼球しか動かなくなるALSは
意外なことに300人に1人くらい
発症する病気だそうです
この本は、ストーリー調で描かれているので
少しずつ、体が動かなくなっていく様子が
痛々しかったです(T_T)
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ALSに限らず、人は皆
自分の体に裏切られることがあります
ある人は、老いで
ある人は、病気によって
それまでずっと仲良くしてきた体が
意思とは関係なく、暴走する
その時の絶望感はきっと
味わった人にしか分からないのだと思います
そんな中でも、希望を捨てず
最新技術を駆使して
運命を変えていこうとする作者に
大変心打たれました
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私は、傲慢にも
人間が、AIと融合するなんて
神の領域を侵すことだと考えるところがありましたから
実体験を読めて本当に、目の開かれる思いでした
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また、この本は
同性カップルとしての苦労も描かれており
その中で真実の愛を貫く姿にも大変勇気をもらえました
私たちが、愛だと思っているものの多くは
自己愛のような気がするので
真実の愛の息吹に触れると
人間も捨てたものじゃないなと
思えてきます
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とにかく、たくさんの勇気と涙と
問題提起をくれた本でした
おすすめです
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